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不動産の「買取」ってどんなサービス?仲介との違いと向いている物件とは

不動産の「買取」ってどんなサービス?仲介との違いと向いている物件とは

不要になった不動産を売却する方法の1つに、「買取」という取引方法があります。


通常不動産の売却と聞くと、不動産会社が売主と買主の間に立って取引をおこなう「仲介」をイメージする方が多いはず。

それに対して「買取」は、売主から不動産会社が直接物件を買い取る取引形態です。


不動産会社と直接取引できるということから、一見するとお得に感じる「買取」ですが、物件によっては「仲介」で売却したほうがいい場合もあります。

選択を間違えるとかえって損をしてしまうこともあるため、どちらの方法で売却するかは慎重に検討しなければいけません。


そこで今回は、「買取」を利用して不動産を売却するメリットとデメリットについて詳しく解説します。

「買取」と「仲介」のどちらを選ぶべきかの判断基準も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.「買取」のメリット

「買取」を利用して不動産を売却するのには、主に下記4つのメリットがあります。


1)短期間で売却できて現金化が早い

「買取」で不動産を売却する方の多くが感じる最大のメリットは、早く売却できてすぐに現金化できるということです。

一般的な不動産売却では買主を探すところからスタートし、購入希望者が見つかっても価格交渉などのステップを踏む必要があります。

不動産会社に査定を依頼してから売却が完了するまで、平均して半年~1年程度、物件の状態や売却条件によってはさらに期間を要することも珍しくありません。

その点「買取」では、不動産会社が直接物件を買い取りすぐに現金化することが可能。早ければ1週間、平均して1ヶ月程度で売却金が振り込まれます。

2)仲介手数料が不要

「買取」では不動産会社による仲介がなく、仲介手数料を支払う必要がありません。

仮に4,000万円の物件を売却しようとした場合、
不動産会社に仲介を依頼して売却しようとすると、最大で138万6,000円(税込)の仲介手数料が発生します。
 ※4,000万円 × 3%(仲介手数料) + 6万円 × 消費税

「買取」では、この仲介手数料がまるまる不要なため、費用を抑えながら不動産を売却できます。

3)リフォーム・解体費用の負担がない

雨漏りや傾きのある物件や、築年数の古い物件を売却しようとすると、通常の売却方法では、修繕・修理しなければなかなか買主を見つけることは難しくなってしまいます。
物件の状態によっては、解体して更地にして売却する場合もあり、売主の費用負担は相当なものです。

一方、「買取」の場合は、不動産会社は購入した物件に手を加えて再販したり活用したりします。
リフォームや修繕・解体にかかる費用は、売却後にすべて不動産会社が負担するため、売却時の物件の状態を気にする必要はありません。

4)売却後の契約不適合責任を負う必要がない

「契約不適合責任」とは、売却後の不動産に、瑕疵(かし)や欠陥が見つかった場合に、売主が負わなければならないとされている責任のことです。


例えば、建物を売却して引き渡した後に、雨漏りが見つかったり、マンションの周辺に嫌悪施設(暴力団施設や廃棄処理場など)があることを知らされていなかったりした場合が該当します。
そして、買主は売主に対して、修繕にかかる費用の請求や、売却代金の減額請求ができるとされています。


元々は、「瑕疵担保責任」という名称でしたが、2020年4月の民法改正により「契約不適合責任」に代わりました。売却時に売主が存在を把握していなかった瑕疵・欠陥についても、責任を負わなければならなくなったのです。


この契約不適合責任は、不動産のプロである不動産会社に直接買い取ってもらう方法では、原則として免責になります。
つまり、売却後に瑕疵が見つかった場合でも、売主が責任を負う必要がなく、売主にとってリスクが少ない取引方法ということです。

2.「買取」のデメリット

素早く現金化できて、売主のリスクが少ないことが魅力の買取ですが、その分、デメリットがあるという点も理解しておかなければいけません。

売却価格が安くなる

気軽に不動産を売却できる「買取」は、通常の不動産売却と比較して売却価格が安くなる、という点は押さえておく必要があります。


不動産会社の仲介による売却の場合、売主と購入希望者との間で売却金額の交渉を行えるため、市場相場や希望に近い価格で売却できます。

一方「買取」の場合、不動産会社は、購入した物件に手を加えて、再販・活用することを目的としているため、相場よりも安い価格で購入しなければなりません。
物件の状態によっては修繕・リフォーム・解体などが必要になり、その分の費用も考慮したうえで買取価格を決定します。

そのため、「思ったよりも高く売れなかった」という感想を抱く方も多くいらっしゃるのです。


買取を利用した際の売却価格は、一般的な不動産売却時の7割程度になると言われています。
「早く売る」ことを第一優先にするのであれば「買取」は便利な売却方法です。
しかし、売却金額にこだわりがある場合は、まずは不動産会社に依頼することを検討しましょう。

3.「仲介」と「買取」のどちらを選ぶか

今回は不動産を売却する方法として、「仲介」のほかに「買取」という選択肢があるということを解説しました。

どちらを選択するかは、物件の状態や売主の希望条件によっても異なりますが、おおむね下記のようにまとめることができます。


【仲介が向いているケース】
 ・できるだけ高く売却したい場合
 ・売却を急いでいない場合
 ・売却前に修理や修繕の必要があまりない物件


【買取が向いているケース】
 ・早く現金化したい場合
 ・築年数が古い物件
 ・雨漏りやシロアリ、周辺に嫌悪施設があるといった瑕疵がある物件
 ・仲介でなかなか買い手が見つからない場合


とはいえ、土地や建物の売買は取引金額が特に大きいため、依頼する不動産会社や取引方法によって手取りが大きく変わってきます。
不動産の売却を検討し始めたら、仲介と買取の両方に対応している不動産会社に相談してみるのがおすすめです。

不動産売却なら、ヤマダ不動産神戸垂水店にご相談ください!

ヤマダ不動産神戸垂水店は、神戸市垂水区、西区、明石市を中心に、不動産売買を専門に取り扱っている不動産会社です。
お客様の大切な土地や建物をお預かりして売却先を探すだけでなく、お急ぎのお客様による買取のご相談にも対応しております。

店舗は、神戸・学園都市にある、YAMADAテックライフセレクトの1階にございます。
当店では、日常生活の一部として、不動産をもっと身近に感じてもらえればと思っております。
今すぐでなくても、ちょっと気になることがあったときなど、お気軽にお問い合わせ、ご来店ください。